亀城庵の讃岐弁講座 第20回 讃岐弁での完全な全部「まんでがん」

讃岐うどんの亀城庵のナカツです。

今週・・・おそらく、1年で一番忙しいです。事務所スタッフも、バタバタしています。

・・・ですが、以前にもチラッと書きましたけど、私のお仕事のメインは、その前の段階で終了してしまうので、忙しくなる時期に若干ズレがあったりします。

と言う事で、今は、忙しいときに、なかなか手が回らない事をやったり、新しい事を始めたり・・・そんな時期なんですよね。

丁度、半年前の7月。

同じく、スタッフは、お中元真っ只中で忙しいけど、私は、6月末の一番忙しい時期を乗り越えて、少し余裕があった時期。

「讃岐弁講座」を始めました。

それから数えて、20回!!我ながら、コツコツと続いたものだと思います。(自画自賛みたいで、すみません・・・)

では、20回目の讃岐弁講座・・・やります!!

実は、20回目にやろうと思って、とっておいた・・・・

「まんでがん」

です。

この言葉も、香川県の西のほう(西讃)より、まん中から東の方(中讃、東讃)で良く使われる言葉らしいのですが・・・(実際、幼い頃から余り聞き慣れておらず、実は、イマイチニュアンスを掴みきれておりません・・・)

「まんで」「がん」と言う2つの方言から出来ているらしいです。

「まんで」は、「全部」と言う意味。

「がん」は、「きり」(?)と言う意味。

で、2つ合わせて、「これ以上ない全部」と言う意味になります。

出来る限りのMAX。全て。とにかく全部。

そんなニュアンスの言葉。

「これ、まんでがんつか」⇒「ここにあるものを全てください」と言う感じに使います。

「限界まで全部」と言う意味と、「あるもの全て」と言う意味とどちらでも使える・・・ホントに、「全部」と言いたい時の讃岐弁です。

今では、何と言うか「むつごい」に匹敵するくらいの「これぞ、方言!!」「これぞ讃岐弁!!」と言う印象の言葉だと思っていますが・・・いかがでしょうか・・・?

取り合えず、20回で終わらないように、まんでがんやっていきます。

・・・は、使い方、おかしいんでしょうか・・・?

では最後に、今週の讃岐の風景を・・・

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  近所の公園からですが・・・

 

枯れ葉も落ちてきて、凄く冬らしい風景だと思いましたので、パシャリと・・・

香川県も冬本番です。

これから、更に寒くなってまいりますので、どうぞ、お体ご自愛くださいませ。

そして・・・暖を取るには、ぜひ、讃岐うどんを・・・

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・・・釜上げうどんです。

 

さて、さぬき弁講座では、リクエストも受けつけています。「こんな言葉を取り上げて欲しい」と言う、リクエストをお送りいただければ、ぜひ、取り上げさせて頂きます。

こちらのお問い合わせフォームから、リクエストくださいませ。(いつものように、別ウィンドウで開くます。)

たくさんのリクエストお待ちしております!

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、次回、讃岐弁講座で。

さぬき弁講座 バックナンバー一覧
第19回 料理を作るといわれてしまう・・・「こわい」
第18回 意味は同じで使い方は違う・・・「立てる」
第17回 言われないように気をつけたい一言・・・「めんどい」
第16回 やる事がたくさんある時には一言・・・「いそしい」
第15回 床に座るならぜひコチラで!「おかっこ」
第14回 髪を切らなかったら言われてしまう言葉「がぶろ」
第13回 香川県の助詞とも言える言葉「~まい」
第12回 おにぎりには欠かせないもの「こんこ」
第11回 新しいものに対しての一言「さら」
第10回 熱中するからこそ言われる一言「たった」
第9回 ぜひ言われたい一言「うまげな」
第8回 疲れすぎた時の一言「えらい」
第7回 暑い季節にはぜひご注意ください「あつけ」
第6回 量より気持ちを伝えたい時の言葉「ひして」
第5回 満腹の時の合言葉「おきた」
第4回 優しい愛情の込められた言葉?「おとっちゃま」
第3回 うどん屋でよく使う言葉「まける」
第2回 そんな単純じゃない言葉「むつごい」
第1回 香川県の挨拶「なんがでっきょんな」