亀城庵の讃岐弁講座 第11回 新しいものに対しての一言「さら」

讃岐うどんの亀城庵のナカツです。

讃岐弁講座も10回を越えました。

今の所、ちゃんと毎週日曜日の朝に更新しております。(若干危うい時もありましたが・・・)これからも、どんどん更新していきますので、よろしくお願いいたします(o 。_。)o

と言う事で、今週の讃岐弁講座です!!

今週も勿論やります!!

第11回目は・・・気持ち新たにという気持ちを込めて

「さら」

です。

似たような使い方で「さらっぴん」とも言います。

「さら」とは言いますが「お皿」的な名詞ではありません。

直訳すると・・・「新しい」です。「新しい」なんです。

なぜなのか・・・よく分かりませんが、香川県では昔から、新しいもののことを「さら」と言うんです。

感覚としては、「さら」は「新しいもの」で、「さらっぴん」は「新品」と言うニュアンスに近いのではないでしょうか。

「さらの靴や。」

「さらっぴんは気持ちエエな。」

「さらっぴんやから、大事にしなよ。」

などと言う使い方をします。

基本的には、「もの」に対して使う言葉なので、人に対しては使いません。

あと、キレイになった状態の事を「さらになった」と言う場合も時々あります。本来の意味は、「新しい」なんですが、そこから派生して「新品のようにキレイになった」と言う時にも「さら」又は、「さらっぴん」と言う言葉を使うみたいです。

私も、娘の靴とかキレイに洗ってあげた後に「さらっぴんになったよ」と言ってるはず・・・(無意識なので、「言ってるような気がする」レベルですが・・・)

お皿の新品の場合には「さらの皿」・・・何でもありません。

ちなみに、この「さら」と言う言葉、近県の方でも時々使われるのを耳にするので、厳密には、讃岐弁。と言えないかも知れません。知れませんが、そこの所は、ご愛嬌と言う事で・・・

新しいものを見かけたときには、ぜひ「さらっぴんやな」とお使いくださいませ。

では、最後に、今週の讃岐の風景を・・・

supermoon

  若干、風景ではないのですが

 

先日のスーパームーンを撮影してみました。

スーパームーンについてはこちら

▽ ▽ ▽ ▽ ▽ 

満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見えることである。
ウィキペディア スーパームーンの項より抜粋

・・・まぁ、簡単に言うと、月が大きく見えるよ。と言う事です。こちらは、9月9日に撮影したもののはずです。

生憎、チョッと雲がかかっているのと、写真では、少し分かり難いですが、実際には、本当に大きくキレイな月でした。

次に、スーパームーンが見えるのは、2015年9月28日との事ですので、今回見逃してしまった。と言う方は、ぜひ、この機会に!!

さて、さぬき弁講座では、リクエストも受けつけています。「こんな言葉を取り上げて欲しい」と言う、リクエストをお送りいただければ、ぜひ、取り上げさせて頂きます。

こちらのお問い合わせフォームから、リクエストくださいませ。(いつものように、別ウィンドウで開くます。)

たくさんのリクエストお待ちしております!

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、次回、讃岐弁講座で。

さぬき弁講座 バックナンバー一覧
第10回 熱中するからこそ言われる一言「たった」
第9回 ぜひ言われたい一言「うまげな」
第8回 疲れすぎた時の一言「えらい」
第7回 暑い季節にはぜひご注意ください「あつけ」
第6回 量より気持ちを伝えたい時の言葉「ひして」
第5回 満腹の時の合言葉「おきた」
第4回 優しい愛情の込められた言葉?「おとっちゃま」
第3回 うどん屋でよく使う言葉「まける」
第2回 そんな単純じゃない言葉「むつごい」
第1回 香川県の挨拶「なんがでっきょんな」