当店の讃岐うどんは美味しさと美しさにこだわっています

亀城庵の藤井正章です。

今日は強風が吹き荒れる香川県ですが、お住まいの地域はいかがでしょうか?

 

ただ、今日は強風が吹き荒れるなかでも、時折雲の切れ間から太陽の光が見えて、
雨上がりの紅葉が見れる綺麗な景色も見れました。

 

雨あがりの景色って、キラキラしていて、きれいですよね。

 

当店の讃岐うどんも美味しいだけではなく、そんなキレイで美しい麺を目指しています。

 

美味しいって「美しい味」って書きますよね。

 

やっぱり見栄えがいいものは、美味しさが倍増するように思います。

 

そこで、当店の讃岐うどんも色味や、エッジ(麺の端っこの角の部分)がちゃんとあるかなど、
そんなことを考えながら日々、製造したり新商品を開発したりしています。

 

例えば、あまりエッジが際立つことがない、釜あげうどんでもこんな風になります。
131125_680x580_kamaage

エッジがちゃんと際立つように当店では、「包丁切り」を採用しています。

 

うどんの生地を細く切るため、刃物で切るのですが、ロールカットという二本の筒に溝が入った
切り刃を使う製麺所様もいらっしゃいますが、当店では、生地を文字通り大きな包丁で裁断していきます。
※ロールカットは手回しのパスタマシンを想像して頂くとわかりやすいかと

 

それで、茹で上げた時にエッジのたったうどんになるのですが、ただ、ロスが多く出ることになります。

 

ロールカットのほうが、同じ幅で生地を流していくだけなので、無駄なく生地をうどんにできるのに対して、
包丁切り方式は生地にするときに色々な方向や形、大きさで包丁切りされる可能性があるため、ロスが
生じやすい方式なんです。

 

もちろん、職人の経験と勘でロスが出にくくなってはいますが、ロールカットと比べると比較的ロスが
多いです。

 

ただ、包丁切りのほうが、生地の組織もあまり壊さずに、うどんとして成形できるうえに、
やはりエッジがきれいなので、この方式にこだわっています。

※楽天市場店などで端麺として販売しているのはこのロス(端っこのカタチが悪い)うどんです。

 

今日の強風の折に見た美しい景色をぼんやり眺めながらそんなことを考えてしまった今日でした。

これからも「美味しい」「美しい」商品を出来る限り提供していきたいです。