太さによって美味しさや楽しみ方が違う讃岐うどん

亀城庵の藤井正章です。

当店では半生讃岐うどんに4種類の太さをご用意しています。

実は、讃岐うどんは定義の中に特に太さに関わるものがありません。

茹で時間に関わるものはあります(※)が、太さがこれじゃないといけないということはありません。

※ゆで時間約 15 分間で十分アルファー化されていること(生めん類の表示に関する公正競争規約(PDF)より)

 

当店の4種の太さですが、

・並切麺・・・当店の定番中の定番で、一般的な讃岐うどんよりも細めで、茹で時間も短く、のど越しもよく、食感ももちっとした食感が味わえる太さです。夏のざるうどんをはじめ、ぶっかけうどん、温かいかけうどん、釜あげうどんなどオールマイティーに楽しめる太さです。

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・太切麺・・・従来の讃岐うどんの太さで、モチモチ、シコシコとした食感がより強い特徴がありますが、茹で時間が並切麺よりもの長くかかります。しっかりとした食感なので、温かいメニューのかけうどんや、釜あげうどんに最適です。

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・細切麺・・・当店で一番細いうどんで、のど越しが非常によい太さです。茹で時間も一番短いのですが、並切麺などと比べると、食感が弱い麺です。おすすめは太切麺の反対で、冷たいメニューのざるうどんや冷たいぶっかけうどん、サラダうどんなどです。

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・極太麺・・・当店の定番のうどんの中で、一番太くて、しっかりとした食感が楽しめます。ただ、茹で時間も非常に長く、メニューによっては20分ほどかかります。オススメは、すき焼きなどの鍋物の〆や、釜あげうどんなどです。一番、熱にたいしても耐久力(?)があります。

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極太麺をすき焼きの〆にしてみた調理例です♪

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まとめますと、太いうどんは基本的には温かいメニューに向いていて、細いうどんは冷たいメニューに向いています。

例えば稲庭うどんはかなり細め(当店の細切麺よりも比較的細いです)ですので、飲食店様で提供しているメニューは冷たいざるうどんをつけ汁をつけて食べるスタイルが多いかと思います。または、鍋に使うとしても茹であがったらすぐに食べるという食べ方になるかと。

太いうどんは香川県では釜あげうどんで食べることが多いです。また、鍋の〆に登場することも多いです。

麺の太さとメニューにこだわると美味しさが全然かわりますので、お試しください。